米ドルは国際基軸通貨なのでドルの問題は直ぐに各国の問題にもなります。

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世界のお金であるドルの問題は世界の問題

米ドルは国際基軸通貨なのでドルの問題は直ぐに各国の問題にもなります。変動相場制の下ではドルが強いということは各国のお金が弱いことを意味します。通貨が弱すぎると輸入価格が上がって、インフレーションを引き起こす可能性があります。反対にドルが弱すぎれば、各国通貨は強すぎれば、輸出の競争力はなくなり、経済成長をにぶらせることになりデフレーション作用を及ぼす可能性があります。

こうしたお金の強弱と経済への影響の関係はアメリカ自体にも当てはまります。米ドルの価値の大きな変動は世界経済の波乱や混乱の要因になるので、ドル価値の大きな変動につながる問題は注目する必要があります。そのような問題の1つがアメリカの経常収支の赤字です。アメリカの経常収支の赤字額はGDPの1割程度に相当し、この赤字は基本的に海外からの資本が流れ込んでくることで補填しています。具体的にはアメリカの株式や国債の購入、アメリカ企業への直接投資などです。

経常収支の赤字はドル安の原因ですが、どれだけ赤字を垂れ流しても海外からアメリカへお金が流れている限りドル安にはなりません。むしろドル高になることもあります。経常収支の赤字を超える資金が海外から入ってくるからです。